肝臓ケアナビ

オルニチンとシトルリンの違いは?それぞれの効果と摂取方法を解説

「オルニチンとシトルリンって何が違うの?」
「どういう効果があるの?」

腎臓や肝臓に効果があると言われているオルニチンとシトルリン。同じサプリメントに含有されていたりして、違いがわかりにくいし、どのように私たちに効果があるのかわかりにくいですよね。

この記事では、オルニチンとシトルリンの違い、それぞれの効能についてご説明します。

違いを理解した上で効果的に摂取しましょう

オルニチンとシトルリンの違い

オルニチンとシトルリンをかたる上で、欠かせないのは「オルニチン回路」です。「オルニチン回路」とは肝臓の中で尿素生成の為に進行する経路の事で、「尿素回路」とも言われています。

尿素生成の過程で、人体に有害なアンモニアを分解する事から、私たちの健康の為になくてはならない成分が、オルニチンとシトルリンです。

オルニチン回路の流れについてはこのようになります。

  1. オルニチンにアンモニアと炭酸ガスが組み込まれ、シトルリンができます。
  2. シトルリンにアミノ基が加わり、アルギニンへと変化します。
  3. アルギニンから尿素が切り離され、オルニチンに戻ります。
  4. 1に戻る。

尿素回路において、オルニチンとシトルリンは、尿素を産生するアルギニンへと変化していき、最終的にはオルニチンに戻る仕組みになっています。オルニチンとシトルリンはこのオルニチン回路の中で違う段階で生成される成分という事になります。

また、オルニチンとシトルリンがサプリメント等に一緒に入っている事もありますが、それは、2つを同時に摂る事によって、このオルニチン回路が回りやすくなると言われているからです。

では、それぞれの成分が私たちにもたらすであろう効果はどういうものなのでしょうか。オルニチンから見ていきましょう。

オルニチンはどのような効果がある?

オルニチンの効果について解説していきます。そもそものオルニチンの働きの流れを詳しくみていきましょう。

オルニチンの働きの流れ

  1. オルニチンが肝臓で有害物質の「アンモニア」の解毒を促進する
  2. 肝臓でアンモニアがスムーズに尿素に変換される
  3. アンモニアが減少することにより、エネルギー産生が円滑にできる
  4. 肝臓の機能が高まり、様々な効果が現れる

この様々な効果というものが、私たちの日常生活に良い影響を与えるものになります。

オルニチンの主な効果はこちらです。

ここではそれぞれを詳しく解説します。

(1)二日酔いを改善することができる

二日酔いの原因は体内のアセトアルデヒドが全身にまわって神経細胞に影響を与える為ですが、アセトアルデヒドはアルコールが肝臓で分解しきらない場合に発生します。

オルニチンの摂取によってオルニチンサイクルが活性化され、肝臓のサポートができる為、肝臓の機能の1つである「解毒作用」が正常に動き、二日酔いを予防、軽減できると言われています。

(2)オルニチンは疲労を抑える効果がある

私たちは、ATPというエネルギーにより活動しています。

但し、ATPはアンモニアを分解するためにも必要な為、オルニチンを取り込み解毒を促進させる事が、結果ATPを疲労回復のエネルギーに回ることに繋がります。

(3)オルニチンはエネルギーを生み出す

アルコールが充分に分解されることで、ATPが発生され、朝のだるさを和らげてくれます。

オルニチンを体内に増やすことは、疲れが回復しやすくなる事につながります。

(4)代謝機能の改善による美肌効果

オルニチンの摂取は美肌に対しても効果があると言われています。

肌が荒れてしまう原因は、肌に栄養素が届けられなくなることからです。

オルニチンによる代謝機能の改善で、栄養素を肌まで行きわたらせると言われています。

オルニチンはこのような肝臓のサポートの結果、私たちに様々な良い効果を与えてくれます。

つぎにシトルリンについてご説明していきます。

シトルリンはどのような効果がある?

シトルリンの効果について詳しく解説していきます。

シトルリンの主な代表的な働きは、一酸化窒素産生による血管拡張作用です。

その作用によって

  • 男性機能の改善
  • むくみ・冷え性に対する効果
  • 動脈硬化予防
  • 二日酔いに対する効果

が効果として期待できます。

シトルリンの一酸化窒素産生による血管拡張作用とは?

そもそもシトルリンはアミノ酸の一種で、日本でスイカから発見された成分です。発見されたのは1930年ですが、シトルリンをサプリメントなどで使うことが日本で許可されたのは2007年になります。

シトルリンは前述の「オルニチン回路」の中で、一酸化窒素(化学式:NO)を産生します。

一酸化窒素の主な働きとしては二つあります。

  1. 血管の筋肉をやわらかくして広げる
  2. 血しょうばん板凝集抑制作用により、血栓症の発生を防ぐ

これらの作用により、血液を全身に運びやすくなり、血行が良くなることから血管拡張作用がうまれます。

では、オルニチンとシトルリンはどのように摂取すれば良いでしょうか。

オルニチン、シトルリンはどうやって摂取すればいい?

最後に、オルニチン、シトルリンの効率的な摂取方法について説明します。

1日のオルニチンの推奨摂取量は約400mg〜1,000mg、シトルリンは800mgと言われています。

一般的な摂取方法として

ことが考えられるでしょう。

オルニチンが多く含まれる食べ物

オルニチンが比較的多く含まれている食べ物を以下に挙げます。

食品別オルニチン含有量(100g中)
しじみ キハダマグロ エノキダケ
10~15mg 2~7mg 14mg

シトルリンが多く含まれる食べ物

シトルリンが比較的多く含まれている食べ物を以下に挙げます。

食品別シトルリン含有量(100g中)
スイカ ヘチマ メロン
180mg 55mg 50mg

このように、成分が含まれている食べ物はあるものの、食品だけで十分な量を摂取しようとするとなかなか大変です。効率的に摂取するには、サプリメントの活用をおすすめします。

オルニチンが摂取できるサプリメント

オルニチンが摂取できるサプリメントにはさまざまなものがあります。以下に製品の一例を挙げてみます。

  • オルニパワーZnプラス
  • 協和発酵バイオ オルニチン
  • DHC オルニチン

シトルリンが摂取できるサプリメント

シトルリンが摂取できるサプリメントにはさまざまなものがあります。以下に製品の一例を挙げてみます。

  • シトルリン帝王
  • VINIX(バイニックス)120錠
  • Super Megarix(スーパーメガリクス)120錠

【まとめ】オルニチン、シトルリンの違いは?

以下にこの記事の内容をまとめます。

オルニチン、シトルリンの違い

  • オルニチン、シトルリン共に、アミノ酸の一種で、私たちの健康に大切な「尿素」を産生する上で、非常に重要な成分である。
  • 但し、それぞれ異なる段階で必要な成分で、同時に摂取する事で回路が円滑に回る事が期待される
  • オルニチンの効果としては肝機能のサポートによる二日酔いの改善につながると言われている。
  • シトルリンの効果としては一酸化窒素産生による血流の改善で、男性機能や冷え性、動脈硬化予防に繋がると言われている。
  • 食事から推奨量を毎日摂取するのは難しく、サプリメントを使用する事がおすすめ。
  • オルニチン、シトルリンを効率的に摂取して、健康で若々しい身体を目指していきましょう。

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