肝臓ケアナビ

オルニチンはストレスに効果がある!肝臓の機能を活発にする方法

「仕事や家庭でのストレスがあり、すぐに疲れてしまう」
「人づき合いでストレスが溜まってしまう」

このように、仕事や家庭などで様々な人と接する中でストレスを感じて、疲労を感じるかたは少なくないのではないでしょうか?

この記事では、オルニチンでストレス解消をすることができるのか、オルニチンがストレス解消をするメカニズム、オルニチンの効果的な摂取方法を紹介いたします。

オルニチンはストレス解消に効果が期待できる

オルニチンは、アミノ酸の一種であり、その中でも遊離アミノ酸と呼ばれる種類の一種でもあります。

遊離アミノ酸とは?
細胞や血液中などに蓄えられるアミノ酸のこと。人間の体を維持するために、重要な役割を担っている。

このオルニチンは、肝臓の機能を向上して、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールというホルモンの数値の改善に効果が期待できます。このコルチゾールの数値の改善することで、ストレス解消や疲労感の低減の効果が期待できます。

オルニチンがストレス解消の効果が期待できる理由

ここからは、オルニチンの摂取がどのようにしてストレス解消の効果を与えるのかを説明いたします。

結論から言えば、オルニチンの摂取には「コルチゾールの分泌量改善」と「コルチゾールとDHEA-Sのバランスをよくする」効果が期待できます

このことは複数の論文で証明されているものです。論文の該当箇所も参考にしながら見ていきましょう。

【効果(1)】コルチゾールの分泌量低減を働きかける

ストレスを感じる男性
コルチゾールは、体がストレスを感じると脳にある視床下部・下垂体・副腎系を通して分泌されるホルモンです。ストレスを感じると分泌されることから、コルチゾールはストレスのマーカー(目印)とされています。

オルニチン400mgを2つのグループに8週間摂取してもらい、血液中のコルチゾールの分泌量の変化を調査した実験では、以下のような結果が得られました。

40歳以上の被験者では、ストレスマーカーである血清コルチゾール分泌量が有意に低下し、血清DHEA-S/血清コルチゾール比は上昇傾向を示したことから、オルニチン摂取グループの方がストレス状態が低いことが確認されました。
(出典:オルニチン研究会

この実験結果から、オルニチンがストレスの目印となるホルモン・コルチゾールの分泌量低減に働きかけることがわかるのです。

【効果(2)】コルチゾールとDHEA-Sのバランスを良い状態にする

2つ目の効果として期待できるのは、コルチゾールとDHEA-Sのバランスを良い状態にするというものです。

DHEA-Sとは、正式にはデヒドロエピアンドロステロンサルフェート(DeHydroEpiAndrosterone Sulfate)といい、腎臓にある副腎から分泌され血液中に存在するホルモンのことを言います。このDHEA-Sは、20歳をピークとして加齢とともに低下していってしまいます。

ホルモン

しかし、DHEA-Sには体の老化を防ぐ重要な役割があります

先ほど紹介いたしましたように、人間の体はストレスを受けるとコルチゾールが分泌されます。そうすると、分泌されたコルチゾールはストレスから体を守るために血糖値を上げようとします。その時に、活性酸素というものが発生してしまいます。

活性酸素は正常な量であれば、細菌やウイルスを撃退する嬉しい役割を担っています。しかし、増えすぎてしまうとDNAなどの正しい細胞なども酸化させてしまい、体を老化させてしまいます。

DHEA-Sには、この活性酸素が正常な細胞を酸化するのを防ぐ効果が期待できるのです。

また、論文ではDHEA-Sがコルチゾールそのものを低下させる作用やコルチゾールが増えすぎてしまう高コルチゾール症の健康への悪影響を軽減する可能性があることが報告されています。

DHEA-S has cortisol-lowering effects and may attenuate the adverse health effects of hypercortisolism.
和訳:DHEA-Sはコルチゾール低下作用を有し、高コルチゾール症の健康への悪影響を軽減する可能性がある。

(出典:Randomised controlled trial of the effects of L-ornithine on stress markers and sleep quality in healthy workers

そして、コルチゾールとDHEA-Sのバランス(コルチゾール/DHEA-S比)が体のストレスの状態を把握するのに有効である事が報告されています。

近年、コルチゾールと Dehydroepiandorosterone sulfate(DHEA-S)のバランスが身体のストレス状態を評価する上で、より信頼性の高い指標となりうるという事が報告されつつある。
(出典:食品成分の新規機能性解析研究-オルニチンの抗疲労効果、ブナハリタケの Nrf2 活性化作用-

オルニチンは1日に400mg~800mgの摂取が必要

男性のドクター
オルニチンは、オルニチン研究会によると1日400mg~800mgの摂取が必要であると言われています。

Q.一日にどのぐらいのオルニチンの摂取が必要ですか?
A.1日400mg~800mg程度が摂取目安量として適当と考えられています。

出典:オルニチン研究会 よくある質問

オルニチンが含まれているもので有名なものには、シジミがあります。しかし、シジミ100g(35個分)に含まれるオルニチンは10.7~15.3mgとなっています。

つまり、1日のオルニチンの必要摂取量である400~800mgを摂るためにはシジミを4000g(4kg)、個数に直すと約1400個摂取しなければいけません。シジミはオルニチンが一番含まれている食品であるため、これ以上の食品による摂取は難しいです。

効果的にオルニチンを摂取する方法は、オルニチンの効果が得られる食品は何?各食品の含有量を紹介をご覧ください。

ストレスは溜め込まないでオルニチンで解消しよう

では、オルニチンとストレスについておさらいしましょう。

  • オルニチンはアミノ酸の一種であり、その中でも遊離アミノ酸の一種でもある
  • オルニチンの摂取には、コルチゾール分泌量の低下・コルチゾールとDHEA-Sのバランスをよくする効果が期待できる
  • コルチゾールの分泌量が低下した事が実験でわかっている
  • DHEA-Sの働きにより、体の老化を防ぐ効果やコルチゾールそのものの低下作用が期待できる
  • オルニチンは1日400~800mgの摂取が必要

厚生労働省の平成28年「労働安全衛生調査(実態調査)」では、「現在の仕事や職業生活に関することで強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者割合」は59.5%と、2人に1人以上はストレスを感じていることがわかります。

多くの現代人がストレスを抱えていますが、ストレスは仕事や家庭、プライベートに悪影響を与えて病気になるリスクもあります。ですので、早めに解消しておく事が必要です。

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