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二日酔いしにくい酒の種類が知りたい!3つの対策方法を原因から解説

「お酒を飲んだ後に二日酔いになりやすくなってきた」
「お酒の種類を変えることで二日酔いを防ぐ方法ってない?」

社会人にとって、二日酔いって本当に辛いですよね。

この記事では、二日酔いになる原因を紹介した上で、二日酔いになりにくいお酒の種類解説します。また記事の後半では、お酒の種類以外の二日酔いを防止テクニックも紹介していきます!

二日酔い対策の参考にしてみてくださいね!

そもそも二日酔いの原因ってなに?

一般的に、二日酔いの症状は「アセトアルデヒド」が、肝臓で十分に処理されないことで発生すると言われていました。アセトアルデヒドとはアルコールが分解されてできる物質です。

しかし、国内外で二日酔いのメカニズムをめぐる研究が行われた結果、二日酔いの原因は残念ながら「アセトアルデヒド」だけではなく、様々な要因が合わさって起こる症状であることが判明しました。

その数ある要因の中でも、二日酔いとの関連性が高いと注目されているのが、

  • コンジナー(酒の不純物)
  • メタノール

です。また厚生労働省のHPによると、二日酔いの原因には他にもホルモン異常や睡眠などもあることが分かっています。

二日酔いの一つとされるコンジナー、メタノールは、お酒の種類によって含有量が異なるため、二日酔いになりやすい・なりにくいお酒が存在します。

コンジナー
ブドウや穀類など原料中のタンパク質と糖質が発酵するときに生成される副産物。分解する際に肝臓に負担がかかる
メタノール(別名:メチルアルコール)
アルコールの一種。通常のアルコールより肝臓内での分解に時間を要するため体内に残りやすく二日酔いしやすい

今回は、これまで言われていたアセトアルデヒドに加えて、この2点から「二日酔いになりにくいお酒」「なりやすいお酒」を紹介していきたいと思います!

二日酔いになりにくいお酒は...「蒸留酒」!その理由とは

“二日酔いしにくい種類のお酒は蒸留酒"

先に紹介してしまうと、二日酔いしにくいお酒の種類は「蒸留酒」です

主な蒸留酒
  • ウィスキー
  • ブランデー
  • ウォッカ
  • ジン
  • テキーラ
  • ラム
  • 焼酎

上で挙げたような蒸留酒は、二日酔いになりにくいお酒といわれています。では、なぜ二日酔いになりにくいのでしょうか??

蒸留酒が二日酔いになりにくい理由とは?

ここからは蒸留酒が二日酔いになりにくい理由をご説明します。

蒸留酒と聞くと、「焼酎とかウイスキーって強いお酒、つまりは酔いやすい?二日酔いになりやすい?」というイメージがありますよね。

二日酔いしやすいのかどうかは、そのお酒のアルコールを肝臓で分解しやすいのかどうかで決まります。

焼酎やウイスキー、スピリッツなどの蒸留酒は、蒸留によりアルコール度数が高くなります。その一方で、同時に不純物もなくなり純度の高いお酒になるといわれています。

この不純物というのが、先ほど紹介した「コンジナー」です。このコンジナーも体にとっては不要なものであるためアルコールと同様に肝臓で分解されます。すると、肝臓が分解すべきものが多くなり負担がかかることで、結果的に二日酔いの症状を悪化させてしまうことになります。

つまり、不純物であるコンジナーが少ない蒸留酒は、肝臓に分解の負担をかけにくいため、二日酔いになりにくいということになります。

さらに、二日酔いを防ぎたい!という方は、ウイスキーや焼酎などのアルコール度数の高いお酒はストレートではなく、お湯や水などで割ったり、ハイボールにすることで、より二日酔いになりにくくなります。

たしかに、ウイスキーなどはアルコール度数が高いので飲み過ぎには注意が必要です。アルコール度数の高いお酒を飲む際は蒸留酒を選ぶといいでしょう。

補足:二日酔いと悪酔いの違いとは?

「二日酔い」と「悪酔い」の違い
二日酔い 悪酔い
飲酒後の翌朝に現れる症状 飲酒をした数時間以内に起こる症状

ウイスキーなどのアルコール度数が高いお酒を飲んだ後すぐに現れる症状が悪酔い、俗に言う、酔っ払っていると言う状態です。

二日酔いの症状は、基本的には夜間にお酒を飲み、翌朝に現れる症状のことを言います。

ウイスキーはアルコール度数が高いので悪酔いは比較的起こしやすいですが、翌日まで影響を残しにくい種類のお酒です。

二日酔いしやすいお酒は...醸造酒と混成酒!その理由

“二日酔いしやすい種類のお酒は醸造酒"

先ほどとは逆に、二日酔いしやすいお酒は日本酒・ビール・ワインなどの「醸造酒」、梅酒などの「混成酒」の2つです。

主な醸造酒と混成
醸造酒 混成酒
日本酒 果実酒(梅酒など)
ビール リキュール(カクテルなど)
白ワイン -
赤ワイン -

醸造酒や混成酒が二日酔いになりやすい理由

焼酎やウイスキーなどの蒸留酒に比べて、日本酒やワイン、ビールなどの醸造酒はアルコール以外の不純物(コンジナー)が複雑に含まれていることから二日酔いをしやすいといわれています。

先ほど「二日酔いになりにくいお酒」として紹介した蒸留酒は、不純物が少ないため肝臓に負担がかからない、と紹介しましたが、今回はその逆です。

お酒に含まれる成分が複雑であるほどアルコールを分解しにくくなるため、蒸留酒と比べると純度が低い醸造酒の方が二日酔いをしやすいのです。

これまでに紹介したお酒の、作り方と二日酔いのなりやすさをまとめると、以下のようになります。

蒸留酒(焼酎、ウイスキーなど)
蒸留の過程で熱を加えることにより、水やエタノール以外の不純物(コンジナー)をできるだけ取り除いて製造される
醸造酒(日本酒、ビール、ワインなど)
蒸留という段階を踏まず発酵までの段階でのお酒なので、含まれる成分が複雑で純度が低いお酒になっております。
混成酒(果実酒、カクテルなど)
蒸留酒や醸造酒に糖分や果実、香辛料や甘味料を配合して造ったお酒のことなので、醸造酒と同様で二日酔いしやすい

【カクテル編】ベースになるお酒で二日酔いのなりやすさが変わる?!

様々な味や種類があり飲みやすいカクテルですが、ベースとなるお酒によって二日酔いになりにくいか・なりやすいかが分かれます。

蒸留酒であるスピリッツベースのカクテルは、蒸留酒と同様に肝臓でアルコールを分解しやすいので二日酔いになりにくいです。しかし、混成酒であるリキュールベースのお酒は二日酔いになりやすいです。

各ベースごとのカクテルの種類
二日酔いになりにくい
蒸留酒ベース
二日酔いになりやすい
混成酒(リキュール)ベース
ジントニック カシスオレンジ
キューバリブレ ファジネーブル
テキーラサンライズ など カルーアミルク など

混成酒ベースのカクテルは、不純物が多く含まれるお酒がベースになっているのでアルコールを分解しにくく二日酔いになりやすいです。

このような種類分けの他にも、ある成分の含有量による二日酔いのなりやすさ、なりにくさもあります。それはメタノールです。

二日酔いしたくないならメタノール含有のお酒も避けるべき

“メタノールを含むお酒の種類"

ここまででは、お酒の含まれる不純物(コンジナー)に注目してきました。が、ここからはもう一つの原因である「メタノール」に注目していきます。

メタノールが多く含まれるお酒
  • ブランデー
  • ワイン

メタノールは、ブランデーやワインなどの果実由来のお酒には比較的多く含まれています

メタノールは通常のアルコールより分解に時間がかかる

メタノール(別名:メチルアルコール)は、通常のアルコール(別名:エタノール)より肝臓内での分解に時間を要するので、体内に残りやすく二日酔いしやすいです。

さらに、メタノールの分解を行なっている間はアルコールの分解を後回しにしてしまうので、体内にアルコールが残り続け二日酔いになるのです。

また、メタノール自体が有毒なため、二日酔いでなくとも頭痛、めまい、吐き気を引き起こすことがあります。

コンジナーのお話と組み合わせると、ブランデーや赤ワイン、バーボンなどのお酒にはメタノールやコンジナーが多量に含まれているので、お酒の種類に関係なく二日酔いになりやすいです。

お酒の種類による二日酔い対策のまとめ
  • 不純物(コンジナー)の少ないウイスキーや焼酎などの蒸留酒を選ぶ
  • ビールやワインなどの醸造酒は避ける
  • 特にブランデーやワインは、醸造酒でありメタノールやコンジナーを多く含むので二日酔いになりやすい

お酒の種類以外での二日酔い対策3選

ここまでは、二日酔いになりにくいお酒の種類をご説明してきましたが、併せて二日酔いになりにくいお酒の飲み方をご説明します。

参考:適正飲酒を身に付けよう|お酒とうまく付き合う|キリン

(1)お酒を飲むペースを抑える

“二日酔いする理由はお酒のペース"
早いペースでお酒を飲むことにより、血中アルコール濃度が急激に上昇してしまいます。肝臓のアルコール分解能力が追いつかなくなることで二日酔いになりやすくなります。

また、早いペースの飲酒は二日酔いだけでなく、急性アルコール中毒になる可能性もあるため、ゆっくりとしたペースで飲むことが大切です。

(2)空腹の状態でお酒を飲まない

“二日酔いする理由"
食事をとらずにお酒だけを飲むといった飲み方は、血中のアルコール濃度を急激に上昇させてしまうため、肝臓に負担をかけてしまいます。また、空腹のままお酒を飲むのも避けるべきです。アルコールの刺激によって気持ちが悪くなったり、胃を痛めてしまいます

つまみなどを同時に食べ、アルコールの吸収速度を穏やかにするよう心がけましょう。

(3)お酒だけでなく水(チェイサー)も飲む

“二日酔いしないためにはお酒だけじゃなく水も飲む"
アルコールには利尿作用があります。飲んだ量より多くの水分が尿として出て行ってしまうため、脱水症状になってしまいます。

肝臓でアルコールを分解するためには水分が必要となるため、水分を補給することは肝臓への負担を和らげるためにも必要です。また、お酒と一緒に水を飲むことにより、飲酒量を抑えることができ、アルコール量を減らす目的も達成できます。

(4)色々な種類のお酒をちゃんぽんしない

“二日酔いする理由はお酒をちゃんぽんすること"
最初はビール、次はカクテル、その次は焼酎を飲む、などと色々なお酒を飲みまわすこと、いわゆる「ちゃんぽん」は二日酔いの原因になりやすいです。

醸造酒が蒸留酒より二日酔いになりやすい原因が不純物の多さだったのと同じように、色々なお酒を飲むと肝臓の分解作業が多様になってしまいます

ですので、二日酔いになりたくない日は多くの種類のお酒を飲まないようにしましょう。

まとめ|二日酔いになりにくいお酒の種類は蒸留酒|

  • 醸造酒(ビール、ワインなど)や混成酒(梅酒、リキュール)より、蒸留酒(ウイスキー、焼酎)を飲むほうが二日酔いになりにくい
  • 早いペースや空腹のまま飲んだり、複数の種類のお酒を飲むと二日酔いになりやすい

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